忘れられない出逢い
忘れられない出逢い。
私は去年還暦を迎えました。
30年位前の話です。
某ファミリーレストランの社員として入社したてのころ、私の教育係の上司です。
今思えば、珍しいくらいきちんとした会社でした。
当時は、バブル経済、作れば作っただけ売れる時代。
土日は店を開ければ、120万円くらい一日で売れました。
とにかく忙しかったのを覚えています。
私は厨房を、主に担当していました。
忙しいあまり、休憩もとる暇もなく食事も満足に取れません。
そんななか、パートさんたちにはキチンと時間には上がってもらはなければいけません。
はっきり言ってパニックの毎日です。
そんな中、私の教育係の上司小林GMの教えが今でも忘れられません。
「このままやってたら死んでしまうかもしれない」というぐらいを経験しなさい、それ以上はないから。
もう一つは、だいぶきをダスターとよんでいました。
忙しくしていると、調理台周辺は汚れ、だいぶきなどはぐちゃぐちゃなってしまいます。
あえてそういう時は、ダスターはキチンとおり、角に置くこと、周りを綺麗に拭くこと。
このことを、小林GMは、ピカスカと言って徹底てきに仕込まれました。
当時は「忙しい中そんなことできるわけないだろ」と思いましたが、今では同じことを後輩に言っている自分がいます。